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コンピュータ研究


by papasone
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「クラッカー」求む 犯罪組織の採用活動

ネット犯罪集団の暗躍


ネットセキュリティ大手の米McAfeeが先ごろ発表した年次レポート「Virtual Criminology Report 2006」によると、組織的なサイバー犯罪集団が、大学やネット関連カンファレンス、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じて優秀な若者をスカウトしているという。

学生や卒業したての優秀なIT専門家を獲得して、次世代のクラッカーやマルウェア作者に仕立てようというのだ。組織はもともとサイバー分野を専門としているとは限らず、他の犯罪分野から新規参入してくるものもある。資金力のある組織が、ネットの世界に詳しい優秀な人材をリクルートして“新市場”に参入するのである。

かつて、冷戦時代には、東西の諜報機関が有名大学やカンファレンスで専門知識を持った人材をリクルートしていた。高額な報酬を約束したり、個人的な弱みにつけ込んで、その才能を諜報活動に利用するものだ。

サイバー分野では、“ハッカー会議”として知られる「DEF CON」などは、以前から、セキュリティ企業や軍、政府機関などのリクルートの場となっていた。こういう場に犯罪組織までもが目を付けるようになったのだ。

ダークサイド”にひかれる若者も


サイバー犯罪はいまや黎明期を過ぎ、麻薬や賭け事を上回る稼ぎを生み出すビッグビジネスになっているという。これは、ウイルスのばらまきなど不特定多数に被害を与える“実力誇示型”のサイバー犯罪が減少し、特定の企業をターゲットにした“金銭目的型”に変わってきていることとも一致する。

犯罪組織は、ウイルス、スパイウェア、フィッシングなどの手を使って、“カネになる情報”を盗み出す。リクルートされたクラッカー(犯罪を行うハッカー)は、個人情報を盗み出すスパウェアをユーザーのパソコンに送り込んだり、新種のウイルスをばらまく。また、SNSサイトのプロフィールなども利用して個人情報を集める。

そして、個人を割り出すと、次はフィッシングメールを送りつけて、クレジット番号などを探り出そうとする。レポートによると、フィッシングメールは過去1年間に約25%増加しており、以前のような「突然の幸運で臨時収入が得られる」といった類のものは減って、日常的にありそうな話で、ユーザーを詐欺にかけるものが増えているという。また、特定の人物をターゲットにする「spear phishing」は成功率が高いとも指摘している。

こうした犯罪行為では、麻薬や偽札のような伝統的犯罪に比べ、ネット越しに仕事をして稼ぐ分だけ実行犯の身は安全だ。腕を見せてコミュニティで自分の力を誇示することもできる。
(求人情報 DODA NEWS)

スパム王にフィッシング王が暗躍するネット社会、中でも国家レベルで行っ
てる中国のやんちゃ連中どうにかせねば・・・

ハッカー会議「DEF CON」も、もうすぐ始まりますがMS社の方も、こそっと
参加してるあたり、かわいいですね。
by papasone | 2007-03-30 13:06 | コンピュータ